沖縄には首里城や美ら海水族館など有名な観光スポットがたくさんあります。その中でも少し隠れた観光スポットとして人気があるのが沖縄南部にある観光施設おきなわワールドの向かいにあるガンガラーの谷です。
鍾乳洞が崩壊してできた谷は、太古の姿そのままの森林におおわれており、タイムスリップをしたかのような不思議な感覚を味わえることでしょう。 ガンガラーの谷ではおよそ1時間半のツアーが組まれており、ガイドと一緒に森の中で普段見る事の出来ない巨大な植物や虫を観察したり、イキガ洞と呼ばれる洞窟をランタンを持って探索するのです。
イキガとは沖縄の言葉で男性を示し、洞窟の奥には生命の誕生を願う大きな鍾乳石があり、男性が触れると後利益があるようです。 そして、洞窟を抜けた先にあるのはガンガラーの谷の最大の見どころである大主ガジュマルの木です。全体を見上げるには体全体を反らさなければならないほど雄大な木はまさに森の中の主といった佇まいでしょう。
またガンガラーの谷周辺では最近1万8000年前の住居跡が見つかるなどして発掘調査が行われており、日本人のルーツである港川人が生活を営んでいたのではないかと注目もされています。太古の大自然と人類のルーツに触れることの出来る有意義な観光になることでしょう。