竹富島は沖縄県の八重山諸島にある人口300人程の島です。石垣島から約6キロの位置にあり、石垣島発の高速船を使えば約10分で到着することができます。この距離の近さから観光客にも人気があり、訪れる観光客の数は八重山諸島の中では石垣島に次いで2番目に多くなっています。竹富島の特徴は美しい自然環境と色濃く残る沖縄の文化です。
自然については島全体が西表石垣国立公園に指定されているほか、日本最大規模のサンゴ礁「石西礁湖」に囲まれています。またカイジ浜は「星砂の浜」として全国的にも有名な観光スポットとなっています。温暖な島の環境のおかげで島にはハイビスカス等の南国の花々が至る所で見られます。
さらに最近では様々な種類のチョウが見られることでも知られ、別名「チョウの舞う島」とも呼ばれています。島の住民は自然環境だけでなく古くからの伝統文化を大事にしています。島内には誰もが思い浮かべる沖縄の風景が広がり、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けた町並みにをはじめとした歴史的建造物が非常に良い状態で残されており、観光の見所となっています。
また島では一年を通して多くの祭礼が行われ、この祭礼も国の重要無形民族文化財に指定されています。