見つけるだけで幸せになれそうな星の形をした砂、星砂は西太平洋のサンゴ礁が広がる熱帯や亜熱帯に多く分布しており、中でも沖縄でよく見られます。この星砂は実は砂ではなく、原生生物である有孔虫の殻です。この殻がまだ砕ける前のものが星砂と呼ばれ、砕けてしまうと星の形ではなくなってしまいます。繊細なものであるため、なかなか見つけるのが難しそうな星砂ですが、沖縄の離島には見つけやすいビーチがいくつかあります。代表的なのは星砂の浜がある竹富島と西表島ですが、今回はそれ以外の離島を紹介していきます。
1つ目が有人島の中でも日本の最南端にある波照間島。波照間島といえばニシ浜というメジャーなビーチがありますが、星砂はペー浜という連休中でも混雑しない穴場のビーチにあります。ペー浜とニシ浜は浜続きなのですがその距離が長いため、ペー浜の入口近くにあるハマシタン群落へ向かい、その脇からペー浜に行くといいでしょう。星砂は入口に近いエリアに多くあります。星砂探しはもちろん、ただただのんびりと過ごすことが出来るのも穴場であるペー浜の魅力。人気のニシ浜に行かなくても、贅沢な気分を味わえます。
そして2つ目がドラマ「瑠璃の島」のロケ地にもなった鳩間島。人口70人前後の小さな島で、1周4㎞にも満たないため日帰りで行っても十分に楽しめます。島を1周する道からすぐにビーチに出ることができ、そのほとんどの場所で星砂が見つけられます。そういう意味では、鳩間島全体が星砂スポットであるともいえます。特に島の北側にある1番人気の島仲の浜なら、ビーチを降りてすぐ星砂が見つかります。量も豊富なので、星砂を見つけたいのであればとりあえず鳩間島に行ってみるといいでしょう。
この2つの島は、石垣島から高速艇で1時間もあれば行くことができるため、石垣島への旅行中に足を伸ばすこともできます。いろいろな島へ訪れてみるのもいいでしょう。もし石垣島に長期滞在するのであれば、リゾートインラッソ石垣というホテルへの宿泊がおすすめ。空港や港からバス1本で行けるアクセスの良さとリーズナブルな価格で多くの支持を集めています。
星砂の持ち帰りについては、基本的に禁止しているビーチが多いようです。持ち帰りを許可しているビーチであっても、その量には気をつけましょう。お土産屋さんではアクセサリーなどの星砂グッズを購入することもできるので、そちらを利用するのも1つの手です。
竹富島は沖縄県の八重山諸島にある人口300人程の島です。石垣島から約6キロの位置にあり、石垣島発の高速船を使えば約10分で到着することができます。この距離の近さから観光客にも人気があり、訪れる観光客の数は八重山諸島の中では石垣島に次いで2番目に多くなっています。竹富島の特徴は美しい自然環境と色濃く残る沖縄の文化です。
自然については島全体が西表石垣国立公園に指定されているほか、日本最大規模のサンゴ礁「石西礁湖」に囲まれています。またカイジ浜は「星砂の浜」として全国的にも有名な観光スポットとなっています。温暖な島の環境のおかげで島にはハイビスカス等の南国の花々が至る所で見られます。
さらに最近では様々な種類のチョウが見られることでも知られ、別名「チョウの舞う島」とも呼ばれています。島の住民は自然環境だけでなく古くからの伝統文化を大事にしています。島内には誰もが思い浮かべる沖縄の風景が広がり、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けた町並みにをはじめとした歴史的建造物が非常に良い状態で残されており、観光の見所となっています。
また島では一年を通して多くの祭礼が行われ、この祭礼も国の重要無形民族文化財に指定されています。
沖縄の数多くの島々の中でも自然あふれる島といえば西表島以外にないと言えます。まず、島内を流れる大小40もの川の下流域や河口に近い場所ではマングローブ林が発達しています。とりわけ流域のほとんどがマングローブ林で囲まれている仲間川では遊覧船を使った仲間川マングローブクルーズが年中行われています。貴重な自然環境は国から天然保護区域に指定されるほどです。このように、島の約9割が原生林に覆われています。そして、西表島には植物だけでなく、この島にしかいない動物も数多く生息しています。
今や絶滅の危機にあり、国の特別天然記念物でもあるカンムリワシやイリオモテヤマネコをはじめ、天然記念物のセマルハコガメやキシノウエトカゲ、サキシマハブが見られるのは国内では西表島だけです。さらにイリオモテの名前がつく動物や植物も30種類以上生息しています。こうした自然環境を守るべく、島全体を国立公園として指定し、手厚い保護が連日続けられています。
さらに、周囲の海も400種類以上のサンゴ礁や、色とりどりの熱帯魚もあわせて生息しています。なお、最初に誰が発見したのか東経123度45分6.789秒が島内の集落を通っていることから、竹富町子午線ふれあい館がと夜空に子午線を示すレーザー光線を放つ子午線モニュメントも設置されています。
沖縄県石垣島は沖縄本島から飛行機で約50分のところにある島になります。八重山諸島の主島になり、沖縄では3番目に大きな島になります。リゾートホテルやショピングモールなどの施設もあります。川平湾は石垣島を代表する景勝地になり、国指定名勝地に選ばれているところです。
きれいなブルーの海などの大自然をを川平湾展望台から眺めることができます。御願崎は石垣島の西側にあって、白い灯台と奇岩などが眺めることができます。岬の先まで遊歩道がありサンゴ礁の海を眺めることができます。名蔵アンパルは、干潟やマングローブ林がひろがり、さまざまな野生の鳥の飛来地になっています。石垣島天文台では、天体観測の体験ができます。バンナ公園は、標高230mのバンナ岳を中心とした森林公園になり、動物園やピクニック園などの施設があります。宮良殿内は、琉球の士族屋敷の面影をとどめる沖縄唯一の建物で国の重要文化財に指定されています。
宮良川はマングローブ林があり、国の天然記念物に指定されていて、石垣島で一番大きな川になります。玉取崎展望台は、伊原間湾や平久保崎・サンゴ礁群が見ることができます。周囲にはハイビスカスが生い茂りとても美しいところになります。吹通川ではカヌーに乗ってマングローブ林を探索することができます。